インターンシップでの目標設定方法と実践例

インターンシップに参加する際には、目標設定が非常に重要です。

本記事では、その方法や具体例について詳しく解説していきます。

この記事を書いたのは

井上達也

立命館大学政策科学部卒。
新卒で株式会社マイナビに入社。
自社媒体の営業職を3年半経験。

早稲田大学大学経営管理研究科修了後、株式会社ビーエスシー・インターナショナル入社。
2019年より採用担当者として、2〜3週間のサマーインターンシップを運営中。

インターンシップ目標の設定方法

目標設定の重要性

インターンシップで目標を設定することによって、インターン期間中の学びを最大化することができます。

具体的な目標があれば、それに向けての行動が明確になり、充実した経験を積むことができるため、参加前、参加中にも自身の目標をしっかりと設定しましょう。

設定方法のステップ

目標設定には以下のステップを踏むことが有効です。

  • インターンの目的を明確にする。
  • 達成したい具体的な成果を整理する。
  • そのためのアクションプランを立てる。

目標設定の例

例えば、「ビジネスマナーの習得」や「具体的な業務スキルの向上」など、達成したい内容に応じて目標を設定してみましょう。

インターンシップ中におすすめの目標例

企業や業界の理解を深める

企業が求めるスキルとは何か、どのような仕事が行われているのかを直接体験することにより、具体的な理解が深まります。

インターンシップを通して、企業の文化や価値観、社風などを肌で感じ、自分の将来のキャリアプランを考える上での貴重な参考にすることができます。

普段見えている企業のイメージも大きく変わるでしょう。

また、業界全体の動向や将来展望について理解を深めることで、自身のキャリアパスをより明確に描くことができるでしょう。

実際の業務を経験する

インターンシップの主な目的の一つは実務の体験です。

アルバイトとは違い、作業的な仕事だけでなく、自分で考えアウトプットしていくような業務を任せられることが多いため、多くの学生が、設定しています。

そして、実務を通じて、自分の適性や興味を再度確認しましょう。

実際に業務に携わることで、教科書や企業説明会では得られない実践的な知識やスキルを習得することができます。

また、自分の強みや弱みを客観的に把握し、将来のキャリアを考える上で重要なヒントを得ることができます。

ビジネスマナーとコミュニケーションスキルの向上

仕事をする上で必要とされる基本的なマナーや、円滑なコミュニケーションスキルを学ぶことも重要な目標の一つです。

ビジネスシーンにおける適切な言葉遣いや、上司や同僚との良好な関係構築、チームワークを円滑に進めるためのコミュニケーションスキルは、社会人として必須のスキルです。

インターンシップを通して、これらのスキルを習得することで、就職後、スムーズに適応できるようになるかもしれません。

インターンシップの目標設定時に注意するポイント

明確な目標を設定する

目標は、具体的で測定可能なものにしましょう。

例えば「業界理解を深める」のではなく、「特定のプロジェクトについて理解する」といった具体性を持たせると良いです。

目標が具体的であれば、達成度を客観的に評価することができ、モチベーションを維持しやすくなります。

また、目標達成に向けた具体的な行動計画を立てやすくなるため、より効果的にインターンシップ期間を活用することができます。

達成可能な目標を設定する

現実的な目標を設定することで、達成感を味わうことができ、次の目標へのモチベーションが高まります。

目標が高すぎる場合、達成が難しく、モチベーションが低下してしまう可能性があります。

逆に、目標が低すぎる場合は、成長の機会を逃してしまう可能性があります。

自分の能力や経験、インターンシップ期間などを考慮し、達成可能な範囲で目標を設定することが重要です。

企業の期待に応える目標を考える

インターンシップ先の企業が求める人材像や、提供されるプログラム内容に合わせて目標を設定することで、より実りある経験が得られます。

企業の期待に応える目標を設定することで、インターンシップ期間中に積極的に行動し、積極的に学び、成長することができます。

また、企業側もインターンシップ生に対して積極的に指導やサポートを行うため、より充実したインターンシップ体験になるでしょう。

具体的な目標例とその書き方

業界理解を深める場合

このインターンシップを通じて、○○業界における主要な業務の流れを理解し、関連する課題やトレンドを把握したいです。

具体的には、○○プロジェクトの進捗状況や、業界全体の市場規模、競合他社の動向などを調査し、分析することで、業界の現状と将来展望を理解したいと考えています。

業務スキルを向上させる場合

インターンシップ期間中に、プレゼンテーションスキルやデータ分析能力を実務を通じて向上させることを目標とします。

具体的には、○○業務において、データ分析ツールを用いてデータを分析し、その結果を分かりやすくまとめ、プレゼンテーションする機会を通して、スキル向上を目指します。

コミュニケーション能力を向上させる場合

職場でのチーム作業を通じて、上司や同僚との円滑なコミュニケーションを取り、信頼関係を築く力を養います。

具体的には、チームメンバーと協力してプロジェクトを進める中で、積極的に意見交換を行い、相手の意見を尊重しながら、自分の意見を効果的に伝えることを心がけます。

また、積極的にコミュニケーションを取り、チームメンバーとの信頼関係を築き、チームワークを向上させることを目指します。

まとめと次のステップ

目標を適切に設定することはインターンシップ成功のカギです。

設定した目標に向かって計画的に行動することで、貴重な経験を積み重ねることができます。

さあ、次のステップに進んで、具体的な行動計画を立てましょう。

インターンシップ期間中は、目標達成に向けた行動を継続的に見直し、必要に応じて修正していくことが重要です。

また、積極的に周囲の人々に質問したり、アドバイスを求めたりすることで、より効果的にインターンシップ期間を活用することができます。

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